あかね空

９月１８日（木）、茨木市立障害福祉センター ハートフルにて内部防災研修を開催しました。私たちの子どもは障がい特性により一般の避難所で長期間生活することが困難であったり、食事にもこだわりがあったりするため、自宅避難が出来るように毎年防災研修を行なっているのです。

まずは研修室で座学。ほくせつ親子防災部代表で防災士の辻 由起子さんから「おやこ防災 ～今すぐできる家庭の備え～」と題してお話を聞きました。

茨木市のハザードマップでは「浸水や土砂災害のおそれのある避難所」に市独自のマークが付いていて、災害の種類によって避難所を使い分ける必要があるそうです。

お話を聞いたあとは調理実習室へ移動して、みんなでポリ袋クッキング実習。教えてもらったポイントを押さえながら、耐熱性のポリ袋「アイラップ」を用いてお鍋のお湯でご飯やカレーなどを調理しました。残り湯で缶詰やレトルトパックの食品を湯煎。「モーリアンヒートパック」での温めや、アルファ化米の調理も水とお湯でやってみました。

一通り調理や温めが出来たところで試食会。みんなでワイワイ感想を言いながら食べ比べ、味や食感を確かめました。イナゴの缶詰にもチャレンジ！

大発見だったのは、茨木産「竜王みそ」が白ご飯によく合うということ。小さい子どもでも食べられますし、缶詰やレトルト食品は味が濃いものが多い中、白ご飯とお味噌の組み合わせは優しくホッとする味でした。

試食会のあとにはまた研修室にて、ハートフルの所長さんから第１次福祉避難所としての災害備蓄のお話を聞きました。最後に防災倉庫に備蓄している物品を見せていただきました。

茨木市の福祉避難所は６か所あり、そのうちハートフルは主に身体障がい者の受け入れを想定しています。第１次避難所となったことで、市の職員が駆けつけて避難所開設することになり、市の危機管理室と直通で情報のやり取りをするので最新情報が入手可能になるそうです。

新たな学びと意識付けができた盛り沢山で有意義な防災研修でした。

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