あかね空会員は災害時の備えが重要と考え、年に一度防災研修会を行っています。
今年はあべの親子防災部さん・ほくせつ親子防災部さんにお越しいただき、災害時に活用できるアイラップを使った『ポリ袋クッキング』と あかね空会員が災害時に困らないよう自宅を備えた『おうち避難所』の見学をしました。
コロナ禍での、おうちの見学ということで当事者家族会員限定のうえ少人数で2回に分けての開催です。
ポリ袋クッキングは、材料があればポリ袋ひとつで調理ができ、鍋等の食器も汚さない調理法です。湯煎後のお湯も無駄なく使えます。今回のメニューは(ご飯・ぶりの照り焼き・チーズインハンバーグ・ポテトサラダ・オレンジ寒天ゼリー)です。注意点やポイントを教わりながら作りました。
ハンバーグはふわふわで柔らかく、ぶりはしっとりと仕上がりました。
「簡単に作れておいしい!」や「食べ物の温度に敏感な子たちも多いので災害時にも温かい物が食べられるのは気持ちが落ち着く」など大好評でした。
同時に、火の使えない時に缶詰めやパックご飯などを温める事が出来る『モーリアンヒートパック』の体験もしました。
しっかり温まり、「学校に置いておく避難袋と一緒に持たせたい」とこちらも大好評でした。
その後、会員の自宅の備えを見学しました。
防災リュックだけではなく食品の備蓄・災害用トイレセットなどもあり、1週間程度を想定しているということでした。
家を備えた会員は「あかね空メンバーは家族と一緒だから、我慢して命に関わる事になる前に、困ったら思い出して家に来てほしい。
まずはお互い助け合いメンバー同士で備える仕組みを作り、同じようなグループが全国に広がって、災害で1人の命も亡くさない一つの取り組みになればいいなと思っています」とのことでした。
あかね空は今後も障害のある人たちの防災を共に考えていきたいと思っています。
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